ほぼ一年ぶりに、子供向けの「株のがっこう」を開きました。開校の挨拶をしに世田谷ものづくり学校まで行くと、そこは懐かしい雰囲気の漂う校舎でした。いざ教室に入ると、そこには多くの小学生が。彼らのあどけない、そしてちょっとの不安と、多くの好奇心に満ちた目を見ると、私の方が責任の重さを感じて緊張しました。
私たちは、全ての子供に投資・金融教育が必要だとは考えていません。しかし興味を持つ子供には、きちんとした学習の機会が与えられるべきだと考えています。無理やり全員に教育を押しつけることも、全員から機会を奪うことも、等しくファシズム的なことだと感じています。私たちとしてはこの「株のがっこう」が、投資教育の機会提供に関する議論の端緒になってくれることを願っています。
おまけですが「株のがっこう」以外について感じたことがひとつありました。どうも小学校の校舎を見ると、私はすぐにどこから外に抜けられるかとか、どうやって外壁を屋上まで登れるかとか、造作や構造を咄嗟に確認してしまう癖があります。三つ子の魂百まで、とは云い得て妙ですね。