米国のタイム誌は、1927年から続いている毎年恒例の「Person of the Year」(今年の人)に「YOU」を選びました。ブログやユー・チューブ、ウィキペディアなどを通して、一人一人が影響力を与えることが出来、その集合体が巨大な力となっている。数少ない「偉人」が社会を変えていった時代から、大勢の個人が影響し合い、謂わば「デジタル民主主義」を造っている。

その「YOU」を今年の人に選んだ訳です。なるほど〜。さすがタイム誌、うまいことを云います。デジタル民主主義は手放しにいいことばかりではなく、功罪相半ばする面もあると思いますが、取り敢えず一回はこのような理由で「今年の人」に選ぶべきでしょう。

ひとつ気になったのは、このニュースの日本での訳され方です。「今年の人はあなたに決定!」???どこか間抜けな感じがあります。「あなた」と云うと、やはり女性言葉のような気がしますし、「YOU」よりもかなり狭い範囲を指すのではないでしょうか?また、母音で表すと「あ・あ・あ」となるのが、音感的にも甘くなります。

しかしお前でも、君でもないし。。。皆さん?どれもちょっと違いますね。日本人は外国語をそのまま取り込むのが得意ですし、YOUは誰でも知ってる英語ですから、「今年の人はYOUに決定!」でいいと思うのですが。日本語は難しいですね。