久し振りに本当に買いたくなる本が発刊されました。手嶋龍一さんと佐藤優さんによる「インテリジェンス 武器なき戦争」と云う本です。ラスプーチンこと佐藤さんは、その鋭い視線に注目してましたし、手嶋さんも、柔らかい雰囲気とは少々毛色の違う確固たる見識に、生意気ながら感心していたので、このお二人の対談形式の本と聞いて、どうしても早く読みたくなりました。
早速本屋さんに行くと、すぐ隣に橘玲さんの「マネーロンダリング入門」と云う本も置いてありました。これも中々面白い。最近の事例を実名で克明に解説しており、大体のことは記事で、或いは金融マンとしての常識で知っているのですが、事実は小説よりも奇なりとはよく云ったもので、まとめて読むと躍動感に溢れ、とても興味深いのです。

一方「インテリジェンス・・」の方は、知らないことがボコボコと出てきて、その大人びた応酬にもかなりの味わいがあります。どちらも未だ読み終えていないのですが、この先を読むのが楽しみです。出版社は幻冬舎。新しく創刊された幻冬舎新書のうちの2冊です。宣伝をする訳でも必要もないのですが、こう云う本は、もっともっと出してもらいたいと思います。