報道によると、電車の乗降客に圧電素子で作ったシートを踏ませて発電する実験が、東京駅で始まったようです。

今日は午前4時から10時迄の間に、2705ワットを発電したとのこと、今後の改良に注目したいと思います。日本は代替エネルギーでは世界の先進国で、対GDP比でアメリカの3分の1程度しかエネルギーを使っていない筈です。燃費に気を使ったクルマが多いなどの他に、殆どの卓上電卓から乾電池が消えて太陽電池で動いているような、そんな小さな工夫の積み重ねが、エネルギー先進国を支えているのだと思います。

この代替エネルギーの問題は、現代世界が抱える最大テーマのひとつです。自然資源エネルギーに依存した状態は、地球温暖化問題、自然資源を巡る紛争問題、持てる者と持たざる者の間の富の偏りの問題、資源国に於ける利権・汚職問題などなど、多くの良くない問題の温床となり得ます。

だからこそ、代替エネルギー開発は、とっても重要なテーマです。太陽電池、風力、バイオなどがありますが、日本が日本的な独創的なアイデアで、人間の動きというエネルギーを再利用することに大きな成果を上げることに期待したいと思います。