毎年必ずこの頃に、夏バテになります。私の夏バテは夏の間ずっと続くのではなく、この頃に一旦疲労感が上昇し、暫くするとなんとなく解消すると云う、一過性のものです。熱帯夜が始まり、寝不足になり、疲れる。急に気温も湿気も上がり、体温を下げるために血管を広げて汗を出そうとするので、太い管の中を水分の抜けた粘性の高い血液を流そうとし、心臓に負担が掛かり、また疲れる。

「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらん」(清原深養父・古今和歌集・夏歌)とあるように、夜は出歩き易く、且つ早く夜が明けてしまうので、疲れる。こうして一気に疲れが溜まり、再び体勢を整え直すまでの間が「夏バテ」となる訳です。しかしなんとなく治ります。カラダが折り合いを付けるのです。鰻を食べたり、・・・。

あっ!今年は一昨日が土用の丑の日だったのに鰻を食べるのを忘れました。これはいけません。鰻や豚など、高カロリー、ビタミン(特にB群)豊富なものを食べて、早く折り合いを付かせたいと思います。皆さんも夏バテには御用心下さい。