英字新聞のことは何度もつぶやきで書いていますが、日本のメディアとは違うパースペクティブを与えてくれるだけでなく、時に日本に関するオドロキ情報をもたらしてくれることもあります。
つい昨日のFT(ファイナンシャル・タイムズ)にも、ビックリする記事がありました。曰く、「GPIF(旧・年金福祉事業団、現・年金積立金管理運用独立行政法人)は今まで株式については東証一部上場株だけに投資してきたが、マザーズ上場株など(含む、東証二部、ヘラクレス上場株)が割安になってきたこともあり、投資対象の分散を図る中で、今後これら株式も投資対象に組み込んでいく方向で検討を進めている」というようなものです。これが事実なら大ニュースです。しかしGPIFは、記事が出たあとにその内容を否定しました。それはよくあることです。
しかし更に興味深いのは、日本のメディアにおいては、そういう記事についても、そのことが否定されたことについても、本件に関する記事が(私が探す限りでは)どこにも見当たらないことです。不思議ですね。目新しい情報が常に真実だとは限りません。しかし幅広く情報を摂取することは、とても大切だと思います。