私は以前から英字新聞を取り続けています。英語の勉強の為ではありません。洒落た包み紙確保の為でもありません。世界で一般的に興味を持たれているニュースを知る為です。

なるべく幅広い、バランスの取れたパースペクティブを持とうと、ヘラルド・トリビューン紙を取っていたのですが、最近ファイナンシャル・タイムズ(FT)に替えました。やはり得意分野が金融なので、ヘラルドだとゴツゴツして中々目を通せないのですが、FTだとスラスラ読めるからです。

国際会議では、FTやヘラルド、或いはウォール・ストリート・ジャーナル、NYタイムズなどに書かれている記事は、「前提」の知識となっている場合が多くあります。読んでいるもの、知っているもの、として扱われる訳です。少なくとも私の専門分野である金融に於いては、FTやウォール・ストリート・ジャーナルの記事は「知識」としてのみでなく、「最近流行りの考え方」、即ち常識として押さえておく必要があります。その論旨が全て正しい訳では毛頭ありませんが、議論のプラットフォームとなっていると云えるでしょう。必ずしも絶対に一番いいとも云えないが、共通のプラットフォームとして確立されたアメリカ流会計原則などと似ているとも云えるでしょうか。

しかしこれが中々日本では、一般には遠い存在です。先ず英語。その長さ。そしてコスト。そこでひとつ提案なのですが、FTなどのサマリーを英語のママで、かつ一日遅れでいいので、一面分に編集して、毎日掲載してくれる新聞はないものでしょうか?世界標準を手軽に知るいいアイデアだと思うのですが。