機関投資家巡りで欧州に来ています。旅芸人のように、毎日都市を渡り歩きます。一日、或る都市の投資家を数社訪問し、夕方には飛行機に乗って次の国の都市に移動します。空港か、着いた先で夕飯をとり、また翌朝から会社訪問です。日によっては一日で2都市(2ヶ国)回ることもあります。そんな慌ただしさの中にも出会いがあり、触れ合いがあります。ホンの一瞬こちらに来ているだけなのに、前にも会ったことのある投資家と再会したり、初対面であっても、予め当社のことを研究してくれている投資家と会うと、人と人の巡り合わせを感じて嬉しくなります。巡り合わせは色々なところにあります。
去年の8月から9月にかけて、マネックス・ビーンズ・ホールディングスが東証一部に上場する際に、やはり同様に欧米の投資家を一気に回りました。その際、ロンドンからボストンに飛ぶヒースロー空港で、ちょっとの合間に空港ターミナル内のスタンドバーで一杯飲りました。今回、移動時に、ヒースローの違うターミナルで、同様に一杯飲ろうとカウンターにつくと、8ヶ月前と同じ顔がカウンターの中にいました。まさか覚えてないだろうと思っていると、向こうから、「前回ロンドンに来たのはいつ?」と聞いてきました。覚えていることを確信して話し始めると、しっかりと覚えていました。何処か、嬉しい気持ちになりました。人の巡り合わせは楽しいですね。