ファンド・マネージャーの活躍できる領域が拡がっているように思います。違う言い方をすると、投資信託に投資する妙味が上がっているように思います。かつて日経平均が1万円以下だった頃は、いい会社の株が即ち投資対象としてもいい株だったでしょう。しかし今は株価が上昇すると共に、PER(株価収益率−時価総額が年度純利益の何倍か)などのヴァリュエーションが株によって大きくずれたりして、会社の善し悪しとは別に、投資対象たる株の善し悪しを丁寧に見極めなければいけない状況が発生しています。逆に見ると、ヴァリュエーションなどを分析することによって余剰リターンを上げ得る幅が、以前よりも大きくなっていると思います。そしてそれは、ファンド・マネージャーなどの専門家が得意とする分野です。

一般論として、私は専門家と個人投資家の間に、投資に於いて決定的な差があるとは考えていませんが、やはり比較的な得手不得手はあるものです。今日は宣伝のようになってしまって恐縮ですが、そういう視点から、投資信託にフォーカスを絞った資産運用フェアを開くことにしました。内藤による投資信託を利用した資産設計の話や、私や渋澤健さんによるオルタナティブ投資の話、伊藤元重先生によるマクロ経済の話もあります。それらと並行して、多くの資産運用会社によるブースやセミナーも用意しました。御興味ある方は、是非御参加下さい。(詳細は当社ホームページで)−重ね重ね宣伝のようで申し訳ありません。

追伸:今週末には大阪でお客様感謝Dayを催させて頂きます。お客様の声やお顔を伺えることをありがたく存じます。