今朝の通勤途上、白山通りの路上での話。珍しくうるさい音がするので車窓の外に目をやると、白い煙をモウモウと立てて抜いていくバイクがありました。排気ガス臭い!昔はよく嗅いだことのある、ツーストの臭いです(2ストロークのエンジンは、ガソリンをオイルと一緒に燃やすため、焦げた刺激臭のする、いかにも環境にも悪そうな白い煙を出しますが、それです)。これはもしや?抜き去ったバイクを後ろから見ると、エキパイ(排気管)が3本。これはケッチンに違いありません。KAWASAKIのKHという、2ストローク3気筒という変わり種バイクです。

信号で追いついて近くに並ぶと、特徴的なスリムなデザインと、燃料タンクにKAWASAKIの文字が見えました。間違いありません。面白いことに、普段バイクは殆ど走っていないのに、今朝はケッチンの白い煙の中に4−5台のバイクが金魚の糞のようにくっついていました。わざわざ臭いガスを吸いながらも、やはりかつての名車に思いを馳せていたのでしょうか。

環境破壊は宜しくありませんが、個性的な乗り物・道具はやはり心をくすぐるものがあります。こういう物作りは、廃れないで欲しいものですね。