報道によると、12月の新規上場企業数が過去最高の31社となるようです。当社に於いても、そのうち21社を取り扱わせて頂く予定で、ちょっとしたお祭りというかフィーバー状態です。報道はまた、これは「株高」によるものだと評価していますが、必ずしもそれだけではないでしょう。むしろ株高は二次的な理由だと、私は捉えています。
株価は過去最高ではないにもかかわらず、新規上場企業数が過去最高であることが、そのことを端的に表しています。
新規上場数が増えている最大の理由は、流動性が高まっていることだと思います。連日2兆円を超えるような商いが続いているからこそ、新しい企業という「リスク」を株式市場が消化していける訳です。そしてこの流動性を支えているひとつの大きな存在がオンライン個人投資家です。我が国の資本市場、或いは社会そのものの最大の問題が、流動性が低くて硬直的である所にあったとも言え、我々オンライン証券とその御利用者は、永年のその問題の改善に大きく貢献していると考えます。
当社としては、オンライン証券の中で初の主幹事実現、或いは今年度上半期、新規公開株式引受金額第一位という実績に甘んじることなく、更にお客様のために、資本市場の発展のために、力を尽くしていきたいと考えています。改革はまだまだこれからです。