マーケットが引き続き活況です。今日は昨日に比べると静かな日でしたが、それでも東証一部は39億株、史上第2位の出来高です。出来高上位4、5社で全体の3〜40%を占めたりするので、少数のデイトレーダーの厖大な取引量にデフォルメされているのではないか、等の憶測もありますが、それは当たっていないと思います。
例えば当社に於いては、春頃に比べて約定件数は3倍程度に増えていますが、毎日の取引参加人口も同様に3倍程度増えており、一参加者当たり約定件数は全く変化していません。即ち、大きく裾野を広げながら、このマーケットの活況は成り立っているのです。
流動性や大勢の参加者を伴わない価格の上昇はバブルとなります。かつての土地バブルは、特に最後の方は、実際の取引件数は限られたものでした。株式市場が今のような流動性を伴っている限りは、バブルと呼ぶべきではないでしょう。もちろんミクロ的に見ると、行きすぎの時はあります。しかしそれは、社会主義的社会から資本主義的社会に変化していくという、大きな市場拡大のトレンドの中でのことであることをしっかりと認識すべきだと思っています。
明日も活況でありますように!