世の中の様相が、急に変わってきた気がします。日本はあっという間に、世界一激しいM&A大国になってしまいました。何年間も転た寝をして来たかと思ったら、急に食うか食われるかという状態になっています。ノホホンと生きてきた企業経営者が、突然チョンマゲをして歩いているような気がします。日本というのは極端な国で、中庸をすっ飛ばして、静寂から突然カオスに行く癖があるようです。

チョンマゲというと戦国時代ですが、信長・秀吉・家康の性格を詠んだ川柳は、とても良く出来ていると思います。鳴かぬホトトギスを殺すか、鳴かせるか、鳴くまで待つか。今我々の目の前に繰り広げられているチャンバラの役者たちは、まだ信長と秀吉の間ぐらいに見えますが、これから徐々に裾野が広がり規模が大きくなると共に家康化が進むのでしょうか?或いは今度ばかりは信長への回帰が起きるのでしょうか?

興味深く見守っていこうと思うのですが、私自身は、個人的な嗜好というか好みとしては、三人のうちであれば秀吉のようでありたいと願っています。