合併まであと2営業日です。胸突き八丁とはまさにこのことで、関係者全員が最後の一踏ん張りをしています。合併を通して実現されるのは、昨日のつぶやきで書いたようにお客様向けに商品・サービスが充実するだけではありません。当社の株主の皆様にとっても、合併はきっといい結果をもたらすと信じています。

先ず第一に顧客層が分散されます。これは経営の観点からは収益のブレを下げる効果があり、望ましいことです(但しこれは昨年8月の経営統合時に既に実現しています)。第二に、システム統合によって一社のシステムに集中させることにより、当社の経費が大幅に下がります。我々の計算では、年率で23億円のコストが下がると見積もっています(但し実際に効果が出てくるのは第2四半期からであり、かつ合併時にはシステム統合に伴う一時費用が発生します)。これは即ち、当社の利益増進にダイレクトに貢献することになります。第三に、合併によって、マネックス・ビーンズ証券の各部の人員の層が厚くなります。その結果、今後更に積極的に新商品導入、新しいシステム開発、幅広いマーケティング展開などが可能になり、それはきっと当社の成長に大きく寄与すると考えています。

去年の8月の経営統合だけによっては実現しなかった数々のメリットが、合併によって、お客様だけでなく株主にとっても、次々と花開いていくと信じています。そして必ずそうしなければいけないと、強く決意しています。胸突き八丁の次に見えるのは、お客様と株主の皆様の笑顔であって欲しいと願っています。