上空の天気と、地表や地下のアクティビティの間には、どのような関係があるのでしょう。最近地震が多くありますが、各地で地震雲を見たという情報があります。地震が起きる前にも地下では細かい断層などが始まっており、そこから発生した電磁波が上空に水蒸気を集めて雲を作る。−そんな理由だったと思います。実は私も最近いわゆる地震雲を見ました。しかし果たしてどれだけの因果関係が実際にあったのでしょうか。
暗雲が立ちこめるという表現があるように、地表にいる人の様々なアクティビティが上空に影響を与えるという考え方は、古来からあるようです。例えば今日、私は気持ちが若干暗く、空を見上げるとどんより曇っていたので、「あぁ、僕の気持ちを表しているようだ」と思ったのですが、本日東京中の人の気持ちが暗かった由もありません。因果関係で言うと、上空の状態が先にあり、それが人の気持ちに影響を与えたり、地表での或る出来事に感覚的に紐付けたりするのでしょう。しかし雲を見る時間よりもテレビを見る時間の方が一般に長そうですから、テレビの内容と人の気持ちの連関の方が強そうです。
テレビ番組は斯くも重要である・・・。いい番組が作られることを願いたいものです。