このつぶやきは気儘(きまま)なコラムのようで、実はかなり気を使っています。内容の正確性を保証している訳ではありませんが、やはり間違ったことを書くべきではないので、それなりの事実確認はしています。証券会社の社長の言葉なので、特定の相場観がある時でも、あまり断定的には書けません。
特定の企業−特に上場企業である場合には−に関するコメントも、批判的なものだけでなく肯定的なものであっても、その会社の株式、或いはライバル会社の株式を保有されているお客様がいらっしゃるでしょうから、これもやはり強くは書けません。
一番厄介と思われるのが、上場企業やその経営者に関する「好き嫌い」です。私は必ずしも感情的な人間ではないと思いますが、やはり生身の人間ですので、好き嫌いはあります。この感情は人にとって完全に保障されるべき基本的人権であり、自由に持つだけでなく、自由に発言が許されるべきものだと思うのですが、逆に一番反響を呼びかねないのが、この「好き嫌い」です。要は言いたい「好き嫌い」があるのですが言えなくて、窮屈な思いをしているのです。
・・・父親と一緒に見て一緒に大笑いした番組は、記憶にひとつしかありません。全ての番組が一斉に或る特定の状況に関して報道していた時に、相変わらず底抜けに明るく下らない内容を提供してくれていた番組も記憶にひとつしかありません。僕はああいうテイストは好きだなぁ。