北海道立工業試験場と篠田興業という道内の土木会社が、音の出る道路の仕組みを開発し、特許を出願したとのことです。アスファルトの上に数ミリ程度の溝を引くだけなのですが、その溝の上をタイヤが通ると音が出ます。溝の間隔が狭ければ高い音が、まばらにすると低い音が出ます。アナログのレコードと同じ原理でしょう。道がレコード盤で、タイヤが針のようなものです。
知床半島の道路では「知床旅情」、富良野では「北の国から」などを彫れば、新観光資源としても、眠気防止としても効果がありそうです。もちろん道内に限らず、日本中、世界中で実施可能です。電源も要りませんし、メンテナンスフリーとは言いませんが、かなり長持ちするでしょう。曲を流す以外にも、注意喚起のメッセージを流すことも可能に思えます。

ささやかな発明ですが、こういった発明こそ、愛すべきものである気がします。いずれメロディーロードが普及すると、「音のいいタイヤ」なんていう製品も作られるでしょうか?楽しみですね。