ボジョレー・ヌーヴォーは毎年11月の第3木曜日に解禁となります。今年は11月18日。今から6時間後に、日本で先ず解禁となります。
私はさ程ボジョレー・ヌーヴォー・ファンではありません。飲んべえの私には、ちょっと薄くて甘過ぎる気がします。しかしビジネスとしては、この「ヌーヴォー」世界同時解禁というのは中々のアイデアだと思います。毎年気になる需要を確約し、新たな興味をも開拓する、素晴らしいマーケティングだと思います。
日本酒にもヌーヴォーがありますが、一般にはあまり意識されません。6月から7月にかけて、同じ銘柄のお酒の味わいが微妙にぶれる時があります。これが日本酒ヌーヴォー出荷の瞬間です。それから一月経たないうちに新子が出てくるものです。
日本は季節をとても大事にしますが、日本酒にしても、蕎麦にしても、鮨屋のネタにしても、季節感を敢えて消し去ろうとするのは何故でしょうか?いつでも一番美味しいものを食べているという錯覚を起こさせるためでしょうか?食の季節感は大切にしたいですね。