また台風が近付いています。小さい頃は、雨の日に裸同然で庭に出るなども好きだったのですが、今は雨は嫌いです。スーツのズボンが濡れて、折り目が無くなってしまうのも嫌なのですが、一番問題なのは革靴です。そもそも私は常に革靴を履いています。特別な事情がないとスニーカーは履きませんし、革靴も、底がゴム底のものは履きません。足の裏はダストシュートのようなもので、常に身体から老廃物が排泄されていると感じており、どうも革底でないとその排泄物が外に出て行かない気がして嫌なのです。ですから私にとって、革底の革靴は重要な健康法の一部です。その革靴が、雨の日には悲鳴を出す気がしますし、第一足下から湿ってきていい気がしません。先日、ビジネス・ディナーを終えてレストランから出ると雨がザァーザァー降りで、辺り一面水溜まりだらけでした。神経質に水溜まりを避けながら歩いたのですが、それでもドンドン水が浸みてきて、足の裏はかなり濡れてしまいました。駅に着くと寒さの所為かお手洗いに行きたくなり、寄ったのですが、なんと床一面が水溜まり状態でした。極端に嫌な気がしたのですが、止むを得ず早々に用を済ませて出て来ましたが、そのあとは敢えて駅構内の水溜まりを選んで、わざと靴を水に浸けながら歩きました。本年最大の不覚です。今度は靴ではなく私が、本当に泣きたくなりました。NYなどでは雨や雪の日に靴底に付ける、ゴムで出来た「トゥート」とか「オーバーシューズ」と呼ばれる優れものがありますが、日本にはないのでしょうか?雨の日は御用心ですね。