週末のF1日本グランプリ。F1好きの私にとって、しかも日本人ドライバーが日本のエンジンに押されて表彰台に上がれそうなレースということもあり、事前の期待感はかなり高いものがありました。しかし・・・、私はテレビ放映を結局見ませんでした。日曜日、私は午前中から何度もインターネットで予選の様子などをチェックしていました。本レースが始まっても、やはりインターネットであの手この手で情報を探しました。そうです、テレビ放映はライヴで行われていなかったのです。ケーブルテレビをザッピングしても、F1は何処でもやっていませんでした。ヨーロッパの番組では実況中継されていたのでしょうか?インターネットで結果を知ってしまった私は、或る意味では十分興奮してしまい、また或る意味では今更録画を見ることに白けてしまい、もうテレビは見ませんでした。レースの開始時間が遅れたり、レース中断などで放映時間が伸びてしまう可能性があるとか、或いは生の放映権とレース終了後の放映権でコストが違うとか、実情は知りませんが色々な事情があるのでしょう。しかし野球やサッカーだって同じではないですか?それだけF1の商品価値が低いという、それだけのことでしょうか?F1は正真正銘のコンペティション(競技)です。コンペティションはナマでないとつまらない。昔、セナがジャッキー・スチュアート(だったと思います)のインタビューを受けているビデオを見たことがあります。セナの攻撃的すぎる走法に対してジャッキー・スチュアートが文句を付けるのですが、セナは下手な英語で、「だってあれはコンペティションじゃないか。あなただって分かってる筈だ。あなただってそうしてた筈だ。コンペティションでは一切の妥協はあり得ない。」というようなことをとても熱く訴えかけていました。あの熱い眼差しが今も忘れられません。そんなF1だから、しかも命を懸けて走っている競技だから、彼らに対する敬意も込めて、やはり私はライブで見たいし、テレビ局にも是非ライブで放映して頂きたいと思います。