カレー、芋焼酎、バナナ。これらの共通点を御存知ですか?最近、色々な食べ物が、様々な病気に効くことが報道されています。先ずはカレー。主成分の一つであるウコンの中にクルクミンなる物質があり、これがアルツハイマーになりにくくするそうです。なんでもインド人は、アルツハイマー人口率が、アメリカ人の4分の1だそうで、これもカレー効果のお陰らしいのです。次に芋焼酎。芋焼酎の搾りかすで作った醸造酢に抗ガン効果があることが、先週日本醸造学会で発表されました。最後にバナナ。今月末に開かれる日本癌学会に於いて、バナナの免疫力を高める作用はインターフェロンに匹敵する、という発表があるそうです。熟れて黒ずんでいる程効果は高いそうです。こういった報道を見ていると、ちょっと複雑な気がします。病気になるのを避ける為、食べる物に気を遣い、色々と食事制限をするケースがありますが、逆に雑多に食べ物を摂っている方が、結果として免疫力を高め(或いは下げず)、病気になりにくいのではないでしょうか。この手の研究にはサイクルというかブームがあって、或る時は自然が一番、或る時は自然は危険で一杯、となりがちです。しかしいずれにしろ、ストレスを下げることと免疫力を維持することは、現代人の健康にとって、もっとも重要なテーマな気がします。