先週の金曜日、Nさんが突然辞任しました。すわ一大事!と思いきや、辞任したのはプロ野球のオーナーだけでした。不正行為について自ら公表することにより襟を正すとのことでしたが、一部報道によると不正行為は既に雑誌社などに掴まれていたと言います−真偽は明かではありません。親会社の代表を辞めたくないから蜥蜴の尻尾切りのように慌てて球団代表だけ辞めたとの穿った見方もありますが、これも真偽は不明です。ところで何故プロ野球の視聴率は低迷を続けているのでしょうか?野球やスポーツへの関心が下がった訳ではないでしょう。イチローや松井の出る大リーグの放送は好調のようですし、アテネ・オリンピックは驚愕の高視聴率を叩き出しています。オープンな世界で−密室での暗躍などない所で−正々堂々と闘う選手の姿を見るのは清々しく、感動的なものです。「お客さん」が−これはプロ野球に限りませんが−何を求めているかをこの機会によく考えて頂けたらとつくづく思います。