先週の金曜日に博多方面に出張した際、夜はサウナ・カプセルホテルに泊まってみました。サウナは大好きですし、カプセルホテルも泊まったことはあります。しかし「出張で敢えて泊まらなくても」とも思われるのですが、これには訳があります。以前博多に出張した際に泊まったビジネスホテルが、料金のワリには建物も古く、室内も大して快適でなかったので、これならいっそのこと新しくできたサウナ・カプセルホテルの方が快適ではないかと思ったのです。実際泊まってみると・・・予想的中!快適そのものでした。建物に入ると先ず靴を脱いでロッカーに入れる。それからチェックインです。普段からサウナ屋さんで行っているお馴染みの行動ですが、スーツを着て、出張カバンを持って同じ行動をするとかなり新鮮です。何より足の裏の感覚がとても優しく、チェックイン中から早くもストレスが下がっていくのが分かります。勿論お風呂は広くて最高、マッサージもすぐにできます。カプセルに戻ると狭くて他にすることもないので即、深い眠りにつきます。料金4000円。これはお得です。新しい技術を使って割安にインフラを造る。サービス内容は整理して、顧客のニーズに合わせて大胆に削減しつつ、押さえるべき所は押さえる。ビジネスの革新は、どんな業態であっても要素は同じだと感じます。街中探検は様々な発見があって本当に楽しいですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。