そろそろ花火のシーズンです。小さい頃から、よく花火をしました。花火は夜空の暗さと花火の煌めきのコントラストや、一気に燃え上がって消える儚さが趣を演出しているのだと思いますが、同時に、やはり男の子なので、ちょっと危ないところにも興味をそそられたのだと思います。書くのは少々憚れますが、随分無茶もしました。ドラゴンに火を付けて地面に置かずに手で持ったり、二陣に分かれて、地面の上でグルグル回る筈の花火に火を付けて、やはり地面に置かずに敵陣に投げ込んだりとか。竹籤の先に煙草より太くて短い火薬の付いたロケット花火というのがありました。あの竹籤を短く切って手に持ち火を付け、噴射が始まってからボールを投げるようにうまく手を放し遠くまでロケットを飛ばすのが、私の近所の悪ガキ連の間でのお気に入りでした。よく考えるとトンデモナイ話ですが、まぁ昔のことですし若気の至りと言うことで御容赦下さい。花火大会も好きですが、海外にもファイアー・ワークスなるものがあります。しかしやはり日本の打ち上げ花火の方が心が躍るのは、より近くで見られるので危険な雰囲気を感じられるからでしょうか。(くれぐれも御子息などには内密に・・・)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。