当社オフィス前には、客待ちのタクシーが長蛇の列をなしています。2列の縦列駐車までしています。勿論当社の為に並んでいる訳ではなく、東京駅の八重洲口のタクシー乗り場に付けようとして並んでいるのです。
東京駅を先頭に2列で鍛冶橋の交差点まで、更には鍛冶橋通りを挟んで数寄屋橋の方に向かってタクシーの列は伸びています。東京駅から乗る人が必ずしも長距離とは限らないでしょう。道が良く分からずに、或いは道を知っていても、日本橋の高島屋や三越までの人だっていくらでも居るでしょう。しかしみんな何十分も、場合によっては何時間も並んでいるように見えます。お客さんを拾う為に流しているのはそれなりに疲れるでしょうから、短距離が出るかも知れないと分かっていても並んでいるのは、まぁ分からないでもないのですが、一つどうしても分からないことがあります。
鍛冶橋通りを挟んだ角でタクシーを拾うことが多いのですが、目の前の数寄屋橋方面に並んでいるタクシーの列に手を振っても、角を曲がってくれないタクシーが殆どなのです。これは不思議です。鍛冶橋の交差点から東京駅まで、恐らく30分は並ぶでしょう。しかも待ったあげく超短距離かも知れない。その前にトットとお客さんを乗せた方がいいと思いますし、方角的にこちらの方が超短距離は少ないように思えます。考えられる理由としては、前の車との間隔をきちんと保つことに全神経が集中していて横が全く見えない、並んだ以上途中で流し的にお客さんを拾ってはいけないという不文律がある、並んだ以上たとい超短距離が結果的に出ても最後まで並び通したいという妙な心理になってしまう、などがあると思いますが、謎です。今度聞いてみようと思います。