6月だというのに台風が既に2つも上陸しました。妙な天候です。最近の東京の空を見ていて、地表は初夏の暑さでありながら、高い空にはいわし雲が棚引いていて秋の空のようであり、変だなぁと思っていたのですが、そのことと関係があるのでしょうか。
初夏のいわし雲は今の東京だけの現象と思いきや、金沢の知人からも同様の報告があったので、全国的な現象なのでしょうか。いわし雲を作るような高気圧配置が、台風が通過する道を日本列島の真上に開けているのでしょう。最近の東京の雲は、上層と下層とで違う種類の雲が併存しているのもよく見かけます。大体そういう時は、下にある雲は忙しそうに流れています。小さい頃は、ゆっくりと雲を眺めていることがよくありました。特に彩りが刻々と変化していく夕焼け雲や、急速に形を変えていく雨雲を見ているのが好きでした。雲だけをずっと見つめていられたあの頃の感受性は、もうこの歳ではないでしょうか。しかし感受性は育むものだとも思えるので、訓練次第では復活もするし、伸ばせる気がします。今度頑張って雲と睨めっこをしてみようかな、と思うだけで、もう楽しくなってきました♪
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。