あゆと云っても浜崎あゆみではありません。
鮎です。遂に来ました6月1日。今日は全国的に、一般的な鮎の解禁日です。世の中には「鮎には目がない」と云う人が大勢います。私はそれほどではありませんが、やはり鮎は大好物です。今頃の鮎、真夏の鮎、落ち鮎。塩焼き、竪焼き、蓼酢。味噌汁、うるか、・・・。う〜ん、想像するだけでもお腹がぐぅっと鳴りそうです。あの微妙な苦みと香りが何とも云えないのですが、鮎の人気はその味からだけでしょうか?「季節がある、いつでも食べられる訳ではない」という限定が、鮎好きの気持ちを更に煽るのではないでしょうか。新子や上海蟹に対するフィーバーと何処か似たものがあります。郷ひろみの「よろしく哀愁」もまた然り。『限定』は、最高のスパイスです。鮎屋さんに電話をすると、入荷は明後日からとのこと。今年はいつ食べられることやら。そしてこの不安と期待が、また最高の下味になるのでしょうね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。