昨日名古屋での勉強会の帰り、新幹線の中で大きな声で話し続けている人がいました。東京駅に11時過ぎに着く列車ですから、大概の人は静かに寝ていました。
勿論一人で大きな声を出し続ける由もないので、二人並んで座って話しているうちの一人が、ずっと大声で話していた訳です。目はいつでも瞑ることは出来ますが、耳は簡単には塞げないので、音の暴力には抵抗する術がありません。二人のうちの静かな方の一人が品川で降りると、辺りは急に静寂に包まれました。その静けさを聞いて、ミスター・大声も状況を認識してせめて東京駅まで静かにするかと思いきや、話し相手を求めてシートに座りながら携帯電話をかけ始めました。年の頃で50代。立派な恰好をした紳士です。これには流石に呆れて閉口しました。こういう場合、きちんと注意すべきだと思う一方で、そうは云っても中々実行は出来ません。しかし放っておくと誰にとってもいいことはないでしょう。悩ましい問題です。同様の状況に遭遇した経験をお持ちの方も多いことでしょう。必要以上に失礼にならず、リスクもなく、こういった状況を改善する工夫・知恵はないものでしょうか。