あのゴルゴ13が、私の大好きなゴルゴ13が、海外のメディアや我が国の国会までをも賑わせているそうです。アメリカによるイラク戦争実行の背景を絡めて、我が国の大規模為替介入の舞台裏を描いているものです。久し振りの3回、1ヶ月に亘る大作で、今日発売のものが中編です。未だ完結していないので何とも言えませんが、時勢を反映したストーリーの部分よりも、ゴルゴの哲学の部分を愛している私としては、ちょっと物足りない気がします。たかが劇画、されど劇画。ゴルゴ13にはかなりの影響を私は受けています。取材で「私の考え方に影響を与えた本」みたいのが屡々あるのですが、その度に「ゴルゴ13」と云うと、却下されます。今までも色々な名作や名場面、名セリフがありますが、最近読んだ中で印象に残ったフレーズは、(ハッキリとは覚えていませんが)「私はただ顧客の信頼に足る技術と価値観を身につけようとしているだけだ」と云うものです。シビレます。私もそのような技術と『価値観』の双方をしっかりと身に付けたいと思います。