北枕で寝てはいけないと云います。死人を北枕で安置するので、生きている人はそれを忌む訳です。何故死人を北枕にするかと云うと、お釈迦様が頭を北に、顔を西に向けて死んだからだと云います。原始仏典にそう書かれているそうですが、本当でしょうか?或いは何故でしょうか?日本は蒸し暑い国ですから北枕は頭寒足熱となり、涼しくて眠りやすいので、そのような寝方はありがたいので仏様に取っておき、我々はそのような寝方はしてはいけないという説もあります。地球はそれ自体が磁石のようになっており、北がN極、南がS極、人間の身体も同様に磁石のようになっており、頭がN極、足がS極。従って磁力線に沿って北枕で寝た方が血液の流れも良くなり具合がいいので、そもそもお釈迦様が北枕で死んだことにも必然的理由があるという説もあります。古くからの教えには、大概何かしらの合理的な理由があるものです。しかし現代ですと送電線とか、携帯電話とか、色々な磁力線などが入り乱れているでしょうから、お釈迦様が倒れる時にも足がもつれたかも知れませんね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。