株式市場にも、ようやく本格的な春が来たのでしょうか。今日は日経平均も11000円台を回復し、東証一部売買高も13億株を超え、全体にいい地合で引けました。最近の経済指標には目を見張るものがあります。10−12月期の名目GDPが前期比で年率2.6%増えたことは18日に書きましたが、本日発表の指標だけを見ても、1月のサラリーマン世帯消費支出が前年同月比で名目でも3.1%増、1月の鉱工業生産指数が前月比3.4%上昇で3年1ヶ月ぶりの水準、更に1月の新設住宅着工が前年同月比7.3%増(首都圏に至っては何と12.3%増)と、驚くような数字が立て続けに出てきています。今日は東証一部業種別騰落率で見ても33業種全てが上昇で、かつ1位が証券、2位が不動産です。これはまるでバブルの再現です。本当に信じていいのでしょうか?しかし春が来る時は、疑っていても着実に春は来るものです。明るい気持ちでマーケットを見ることも大切だと、私は思います。