阪神タイガースが18年ぶりに優勝しました。1985年以来のことで、ファンの方々の喜びは並々ならないモノがあるでしょう。私も去年辺りからにわか阪神ファンをしておりました。物心ついた時は自動的に巨人ファンだったのですが、確かまだ幼稚園生の頃、アンチ巨人の父親に説得されて私もアンチ巨人になりました。幼稚園の頃からですから、筋金入りのアンチ巨人です。しかし「アンチ巨人」というだけでは締まりが悪いので、被る野球帽の色が綺麗だった中日のファンになりました。以来中日を応援するようになり、星野仙一のファンになりました。背番号20は、私にとっては燃える大人の男の1つのカタチでした。8回か9回の押し迫った状況で、確か王選手に対するピッチングで、「オリャー」とか怒鳴っているのが、マイクで拾われてテレビから聞こえてきたことを今でも覚えています。そんな経緯から、星野監督に引きずられてにわか阪神ファンになった次第です。しかし、やはり正真正銘のファンではありませんし、昨日の試合は泣けましたが、今一つ感情移入が出来ませんでした。しかし考えるに、野球では結局、どのチームが優勝しても私は完全燃焼出来ないことに気付きました。私にとってはやはりいつの日か浦和レッズに優勝して欲しい。18年どころではありません。もう20年以上待っています。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。