東証が、夏休み特別企画で小・中・高校生に取引所の見学を勧めています。「東証大発見クイズ」というモノも置いてあって、参加すると東証オリジナルグッズをもらえるようです。かつての立会場であれば、実際に株が人の手を転々として行く様がダイレクトに実感出来たと思いますが、今の完全電子取引では、一体何が行われているのか分かりにくいことでしょう。
しかしいずれにしても、我が国資本市場の要−東証をなるべく多くの子供達に見てもらおうという試みはとてもいいことだと思います。ところでその「東証大発見クイズ」ですが、今日当社オフィスに寄って下さった方に見させて頂いたのですが、それこそ驚きの大発見がありました。「大発見クイズ」は青いA4の紙に(恐らく)コピーをして2つに折った簡単なモノなのですが、その第1問が、TOPIXの値は何でしょう?というお題です。すぐ下に回答スペースがあり、御丁寧に数字が書き込めるように丸が書かれています。
○○○.○○
ガーン、これでは桁が一つ足りないではないですか!
娘さんを連れて行かれたこのお父さんは、鉛筆で○を1つ、先頭に付け足したのでした。大発見クイズが始まったのが7月22日。その日のTOPIX始値が931.86、7月の高値が8日のザラ場に付けた986.65。
1000PTなんてすぐに行きます!もしかしたら験(げん)を担いだのかも知れません、捕らぬ狸の皮算用をしないように。しかしTOPIXは昨日も今日も1000PTを超えています。東証さん、急いで桁を増やして下さい!まだまだ行くんですぅ〜。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。