「外交、景気、教育という大事な分野を担当しているのはすべて民間閣僚だ。議院内閣制では国会議員が内閣を占めるべきだ。」との発言が自民党の青木参院幹事長からあったようです。この件については去年の10月2日のつぶやきに書きましたが(マネックスのトップページの右上の検索窓に 新内閣 非議員 と打ち込んで検索して頂くと、一番上に検索結果として表示されます)、私はちょっと違う感想を持っています。
或る意味で金融・経済・外交問題が一発触発であった時に、国会議員はこれらの閣僚ポストに手を挙げなかったのではないでしょうか。その時には斯様な発言がなく、北朝鮮問題も金融問題も或る程度危機が遠ざかったように思える今になってからそれはないだろうという気がします。選挙という、下手をすると利益誘導方思考に陥りかねないプロセスを背景に持たない民間閣僚に期待したい気持ちもあります。但しこの問題は、確かに議院内閣制と大統領制の違いという問題も抱えているとは思います。しかし最後に最も重要なのは、民意ではないでしょうか。こういう点も含めて、小泉内閣の高い支持率があると思うのですが、政治とはなかなか複雑なものです。