私は海苔が好きです。朝メシは毎朝ご飯つぶに「のりごま」というふりかけをかけるのが定番ですが、そのふりかけが切れると、焼き海苔でご飯を食べることになります。中学生の頃はお弁当はいつも「のりべん」でした。コンビニで買う食事も、殆どがおにぎりです。アメリカではかつて、海苔は「海のゴミを固めた紙」のように言われていて、おにぎりを食べていると「信じられない!海のゴミをライスにくっつけて球にして食べている!」などと言われたものですが、今では健康食品として人気があります。私は寿司が好きですが、もしかしたらそれも海苔好きのせいかも知れません。寿司の中でも、アサリの軍艦巻きという(滅多にお目にかかれませんが)海苔の香りがとても良く際立つモノがとても好きです。「のり」は、「ヌルヌル」する海草が語源だそうで、持統天皇(7世紀)の時代の文献に既に登場するそうですから、海に囲まれた日本では大変歴史が古い食べ物のようです。海苔は或る程度の量を朝に食べると、高血圧は下げ、低血圧は上げ、血圧を望ましいレンジに調整する効能があるそうで、古の人の知恵には感心してしまいますね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。