夏と言うには未だ早いですが、今日の東京はかなり暑い日でした。前から何度かつぶやきに書いてますが、夏は創作活動を低迷させると思います。古今集にも夏の歌はあまりありませんし、百人一首でも夏の歌はたったの4首だけです。詩の世界でも、立原道造のソネットなど、どこか夏っぽいイメージがあるのですが、よく読むと避暑地に於いて、冬に詠まれた詩であったりします。しかし一方、歌謡曲などでは夏の曲は多いように思えます。どうしてでしょうか。時代が変わって、好みが変わったのでしょうか。これはほんの思いつきで恐らく間違っているとは思いますが、生産性が上がった現代に於いては、同時に一年中消費をある程度の水準に保つ必要があり、放っておくと夏はダレて創作活動だけでなく消費活動も落ち込んでしまうので、商業的な理由から、刺激的な歌で経済活動を下げないような工夫が行われるようになったのではないでしょうか?多分違いますね。こんな風に思えるのは、私が夏が苦手であるからでしょう。失礼しました。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。