ベルギーの科学者であるフリゾン氏という人が、このままでは10年以内にバナナは絶滅するかも知れないという学説を発表したそうです。バナナは世界中の100以上の熱帯もしくは亜熱帯の国における日々の食事の中で極めて重要な部分を占めており、4億人の人がバナナを主食もしくは必要不可欠の食料としています。そのバナナが遺伝子的な問題から自力で繁殖していくことは不可能で、科学的な助けがないと絶滅するというのです。これは大変です。名曲「飛んでったバナナ」(バナナが一本ありましたぁ〜♪ばななんばななん・・)も唄われなくなるのでしょうか。バナナボートもなくなるでしょうか。少なくとも縁日のチョコバナナは姿を消すでしょう。・・・実際にはこれからも科学的に栽培されていくのでしょう。デラウェアなども恐らく同様の問題を抱えているのでしょうが、このように人工的に操作されている植物や動物をずっと食べていると、そのうち体のどこかが具合悪くなりはしないかと心配になります。クローン・ベイビーは話題を集めていますが、クローン果物ももう少し考え直した方がいいのでしょうか。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。