いよいよ面白くなってきました。新聞報道などでは、オニール米財務長官は強いドルを支持していたので退任に伴う当面の不透明感からドルが売られていると言われていますが、本当にそうでしょうか。典型的な米産業界代表のオニールは、本来ドル安派であり、政権内での制約などからある意味嫌々強いドルを支持していたのではないでしょうか。
今の為替の動きはあくまでも新しい動きの前のポジション調整であり、本命シナリオは速水日銀総裁の退任時期に合わせてオニール更迭、国際経済の文脈を解する財務長官若しくは補佐官を任命(米国内の報道では、ゴールドマンのスティーブ・フリードマン元会長が取り沙汰されています)して、日米協調したドル高・円安政策の下地を作る。それによって日銀総裁の後継者選びにプレッシャーをかけて、円安派を任命させ、それから円安を燃料に一気に構造改革を進めさせる。ちょっと小説風過ぎるでしょうか。しかし明らかなのは、新春早々に固まっていくであろう次期日銀総裁問題が、当面の我が国の経済、延いては政治の方向に大きく影響を与えるということです。要注目です。

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