(今週なんと4回目のトレーディング絡みの話です)
トレーディングには王道はありません。常に後悔し、悩み、そして新しい、より正しい道を探そうとする努力の積み重ねです。東にいい方法があると聞けば東に走り耳を傾け、西にいいトレーダーがいると聞けば西に飛んで覗き見する。自分のやり方の方が優れていると信じながら、常に不安になり、自己否定ならぬ自己修正をして、自信をなんとか維持しようとする。しかしいつも厳然たる事実だけが眼前にある。そんな煩悩に溺れがちな行為です。しかし決して本当に溺れてはいけません。修正や模倣を繰り返しすぎると、自分を見失い、トレーディングの結果もついてこないものです。臆病に、謙虚さを保ち、修正を続けながらも、自分のスタイルを確立しなければいけません。長く付き合える、自分に合ったスタイルを持ったトレーダーだけが最後に笑うのだと、私は思っています。