最近『刑事コロンボ』の再放送をしているようですが、昔見た作品の中で、いわゆるサブリミナル効果を利用したトリックを覚えています。友人と一緒に自分の部屋で映画フィルムを鑑賞する。そのフィルムの中にコーラが映ったコマが視認出来ない頻度で繰り返し隠されている。友人はサブリミナル効果によりコーラが飲みたくなり、それが殺人の重要なトリックとなる。そんな話でした。サブリミナルという言葉も概念も初めて知ったので、とても興味深く見ました。それは小学生の頃だったと思いますが、しかしあくまでもテレビの中での話で実感はありませんでした。しかし最近恐らくサブリミナル効果ではないかという経験をします。いつもポケットに携帯電話があるのですが、常にマナーモードになっています。時折ふと電話が気になってポケットから出してみると、ちょうど1分前に電話が掛かっていたことが分かる。そんなことがよくあります。最初は自分も霊感がかなり強いなと思ったのですが、恐らくこれは潜在意識のレベルで振動を感知していて、意識する脳に対して何らかのメッセージが発せられているのでしょう。常にどこかで脳が働いているというのは、危険回避などの意味では安心しますが、最近の脳は休む暇がなくて大変だなぁとも思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。