いろいろな意味でボラティリティー(変化率の標準偏差。振れ度合い。)が増大しています。株価を見ると、日本に限らず世界中の市場でボラティリティーが急上昇しています。一般に上げ相場よりも下げ相場の方がボラティリティーが上がる傾向があります。
世界の安全保障問題も重大な局面を迎えているのかも知れません。日本でも不祥事が相次いでいます。NHKが朝の連ドラを一回飛ばして放映してしまうなんて言うのも、昔ではちょっと考えられなかったことです。要は全般にリスクが増大して、周囲がざわざわして、注意にも裂け目が走ったりするのでしょう。同時に到る所で「信頼の橋」が崩れかけてはいないでしょうか。ボラティリティーが上がるから信頼の橋が落ちるのか、或いはその逆か。しかし近代経済社会は信頼の上に成り立っていますから、各自が橋を補修して架け直す努力をしなければいけないのでしょう。