19年前の夏、私は何をしていたでしょう。浦和で生まれ育った私は本州を出たことがなく、19年前、大学2年の夏に福山の友人宅に泊まり、そこから彼の車でフェリーに乗って多度津に渡り、池田高校の脇を通って徳島のもう一人の友人の家に泊まりに行ったのが、生まれて初めてのいわば「海外」旅行でした。徳島では阿波踊りに参加しました。派手な浴衣に着替えて夕方にロープウェイの下に集合し、一升瓶を持って飲みながら町内を練り歩きました。演舞場まで来た時はすっかり酔っぱらっていて、記憶はあるのですが、黄色を中心とした何色かの絵の具を水に流したような、そんな溶けた光景を思い出します。あれから19年、日経平均株価は今日、あの頃と同じ水準まで下がりました。過去は二度と戻りませんが、将来はこれから自分達で作っていくものです。株式資本主義国家である以上、株価の将来は右肩上がりにしていくのが、後生に対する責任だと思います。