南極には温泉があるらしい。南極半島の先端にあるデセプション島は、島全体が火山で、よって砂浜は火山の斜面に当たり、打ち寄せる海の水が温められて80度ぐらいまで上がる所もあるそうです。
では北極には温泉があるでしょうか?ある訳ないですね、北極は海ですから。赤道直下のスマトラ島にも温泉はあるようです。温泉というと暑くもなく寒くもなく、涼しい所にあるものと思いがちですが、実は世界中どこにでも地表がある所には点在しています。考えてみると北極や南極が寒くて赤道が暑いのは、地球自体の温度が緯度によって違うからではありません。地球はどこでもマグマの固まりであって本来暖かいものです。地軸が太陽に対する公転面から傾いているために太陽熱の受け止め方に差があるだけです。理屈では分かりますが、やはり何か違和感があります。しかし赤道の温泉だけはあまり入る気になりませんね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。