私は駅前サウナが大好きです。あの静か過ぎないところが肝心です。サウナに入り、マッサージを受けてから休憩室で一眠り。いくつかの大型テレビが付いていて、将棋をしている人や数人でビールを飲んでいる人がいて、煩わしいようなうるささもなく、神経質になってしまうような静かさもない。オーディオで言うところのホワイト・ノイズ、或いはピンク・ノイズのようなものでしょうか、あの個性のない雑音が神経を和らげます。かつて体力のまだ覚束ない中学生の頃、下校時に電車で座れると、ガラス窓に頭をガンガンぶつけながら、それでも目を覚まさないでよだれを垂らしながら寝ていたことがよくありました。まるで同じように駅前サウナの休憩室では雑音に関わらず、短時間ですが本当に深い眠りにつきます。適度なノイズ(雑音、振動、不整頓など)は重要なものですね。