株式投資と銀行預金を同じ様な感覚でできるようにしよう。政府も含めて個人投資家主導による株式市場の活性化が唱えられ、冒頭のようなスローガンも聞かれます。その文脈の中で出てきた(と言われる)案の一つが、申告課税一本化に伴う証券会社による譲渡益に対する税金の天引きです。確定申告しなくても良くて便利だという理由です。果たして本当にそうでしょうか?
株式投資と銀行預金を同じ感覚にするためならば、税金の代行収納よりも、株の配当金が証券会社の総合口座に自動的に振り込まれることを実現した方が良いのではないでしょうか。預金の金利が別の口座に振り込まれたら不便ですよね。このことが実現できないのは、為替業務(外為ではありません)は銀行の専権事項であるということと関係があるのでしょうか?どうも釈然としない今日この頃です。