昭和最後のクリスマスは自粛によって静かなクリスマスでした。
東京の青山や銀座の街並みが、その前年とは随分違った雰囲気だったのを覚えています。あの頃は夜の繁華街でタクシーを拾うのは大変なことで、まだ新米社員だった私は車に轢かれそうになりながら先輩のために何10分も苦労した記憶があります。そしてあのクリスマス以来、タクシーは年々拾い易くなって来た気がします。今手元に大きな15年チャートがあります。昭和63年末の日経平均は約30000円。平成元年末に向けて株価は上がり続け大納会は史上最高値の38915円。その後3ヶ月間で28000円まで一気に暴落し、それからは上がったり下がったりでとうとう1万円まで下がってしまいました。雅子さまの御出産が近いそうです。チャートを裏返すと未来が見える・・・、かな?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。