コアウィーブ[CRWV]問題とAI市場の動向
・コアウィーブ[CRWV]の社債下落は同社の資金繰りに対する懸念であり、企業固有の問題だ。AIやクラウド市場全体の問題ではない。
・エヌビディア[NVDA]製のGPUに対する需要は依然として強く、スポットレンタルの料金も維持している。
・リースが終了したチップも旧価格を2割以上上回るプレミアムがついており、AI市場のファンダメンタルズは堅調だ。
テスラ[TSLA]の最新動向とスペースX[SPCX]との合併の可能性
・テスラ[TSLA]は0-97km/h加速0.81秒を誇る新型ロードスターを発表し、2028年の生産開始を目指している。これはテスラで唯一の手動運転車になる予定だ。
・第3四半期の決算は良好だったが、スペースX[SPCX]との合併に関する質問への明確な回答がなかったことや事前の期待が高かったことから、直後の株価の反応は鈍かった。
・両社はAI技術への依存やバッテリー・製造技術の共有などシナジー効果が高く、将来的な合併の可能性は高い。現在、両社は特別委員会を設置して協議を進めている。
テスラの事業展望と長期的な目標
・北米では納車する車両の75%にFSD(フルセルフドライビング)を搭載しており、需要を強力に牽引している。
・ロボタクシーは24時間運行や高速道路への展開を予定しており、2027年の後半から収益の大きな柱になる見通しだ。
・データセンター向けの大型蓄電池システム「メガパック」は、需要の高さから2027年分までほぼ完売している。
・人型ロボット「オプティマス」の試験生産を開始し、2027年末には社外へ出荷する見込みだ。
アップル[AAPL]の新製品とエコシステムの拡大
・サムスン電子から8年遅れでアップル[AAPL]初の折りたたみスマホが発売になる。他社が市場を開拓した後に最高の製品を投入するのがアップルの基本戦略だ。
・画面付きのホームハブ端末の発売により、IoT家電の操作やスケジュール管理が集約し、スマートホーム化が進む。
・25億台を超えるアクティブデバイスを基盤に、Apple MusicやiCloudなどの追加のサブスクリプション収益がさらに積み上がる構造が強まる。
米国株式市場の現状と今後の見通し
・米国株は2022年10月を起点とするブルマーケット(強気相場)の5年目に入っている。過去を振り返るとブルマーケットが4年以上続いた後は、さらに相場が上昇する傾向がある。
・S&P500採用銘柄のうち、50日移動平均線を上回る銘柄数が増加しており、一部の銘柄だけでなく相場の裾野が広がりつつある。
・ITや金融セクターを中心に過去最高規模の自社株買いを実施しており、株価の強力な下支え要因になっている。
・第3四半期の企業業績は事前予想を上回って着地しており、2027年以降も2桁の増益が見込めることが相場のサポート材料だ。
米中間選挙が株式市場に与える影響
・現職大統領の支持率低下やインフレへの不満から、中間選挙では与党が苦戦し議席を減らすという歴史的パターンが今回も当てはまる可能性が高い。
・消費者心理指数は歴史的な低水準にあるが、過去のデータでは消費者心理が悪化した後は相場が底を打ち、その後の1年間で株価が上昇しやすい傾向がある。
・中間選挙の年は選挙前に相場が調整しやすいものの、選挙後の第4四半期には上昇トレンドに向かうことが多い。2026年はAI主導の業績相場により、すでに歴史的なパターンを超えた良好なパフォーマンスを見せている。
AI相場の評価と韓国半導体銘柄の状況
・投資家へのアンケートでは、現在のAI相場をバブルだと考える人は少数派であり、市場全体に慎重な姿勢が見られるため、バブルが弾けるリスクは低い。
・強気相場の中であっても10~20%程度の株価調整は通常起こり得るものであり、AI関連銘柄の下落時にも狼狽売りを控えるのが長期投資において有効だ。
・韓国のSKハイニックス[SKHY]やサムスン電子などの半導体銘柄は、AI向け需要が底堅いにもかかわらず株価が大きく調整している。韓国総合株価指数(KOSPI)のPERは過去20年間で最低水準にあり、割安な水準にある。
