【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,495.88 △529.85 (10/20)
NASDAQ: 26,424.82 ▼6.07 (10/20)
1.概況
米国市場は堅調な展開となり、主要3指数のうちナスダック総合株価指数がわずかに下落したものの、他の2指数は上昇する結果となりました。原油価格が下落したことでインフレ懸念が後退し、米国の10年債利回りは下落しました。
ダウ平均は6ドル安の51,959ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、55ドル安の51,910ドルでこの日の安値をつけました。その後、徐々に上昇を続け、日本時間23時56分に723ドル高の52,689ドルでこの日の高値をつけました。以降はやや上昇幅を縮小したものの、概ね横ばい圏での推移が続き、最終的に529ドル高の52,495ドルで取引を終え、3日ぶりの反発となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6ポイント安の26,424ポイントで反落、S&P500株価指数は21ポイント高の7,712ポイントで続伸しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇、2業種が下落となりました。ヘルスケアが2.3%高、不動産が1.7%高、公益事業と金融が1.1%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが0.9%安、情報技術が0.3%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。スリーエム[MMM]は第3四半期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回ったほか、通期の1株利益見通しも引き上げたことが好感され、5.8%高となり構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アムジェン[AMGN]、メルク[MRK]が3.3%高となりました。一方で8銘柄が下落し、アルファベット[GOOGL]が1.1%安、アップル[AAPL]が1.0%安、ウォルマート[WMT]が0.7%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、ゼネラルモーターズ[GM]は第3四半期決算で調整後の1株当たり利益が市場予想を上回ったものの、最高経営責任者(CEO)が逆風を警告したほか、利益見通しレンジを縮小したことで6.8%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.03%低い5.11%で取引を終えました。21日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国10年債利回りの下落や堅調な企業業績への期待から、米国市場は概ね堅調に推移しました。国債利回りの下落(価格は上昇)は米国市場寄付き直後の原油価格の下落が一因ですが、中東情勢をめぐってイランの動向に関する情報が交錯し、原油は米国時間の午後にかけて買い戻されました。イランと米国の和平交渉の動向次第では今後も原油価格が急上昇する可能性を意識しておく必要がありそうです。
夜間の日経平均先物は810円高の65,210円で取引を終えました。米国市場の堅調な流れを引き継ぎ、本日の日本市場は比較的買いが優勢のスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
