今日は久し振りに柔らかい話をしましょう。タレントのカルーセル麻紀さんがマリファナとコカインを所持していた為に逮捕されました。御存知のようにカルーセル麻紀容疑者は性転換手術を受けた元・男、今・女です。その彼、もしくは彼女、は男性用の独房に拘留されたそうです。一方数ヶ月前に地中海のキプロス島では、「女みたいな男」が詐欺罪で逮捕されたのですが、男性房に入れるべきか女性房に入れるべきか迷った挙句、どちらにも決め兼ねた警察が釈放してしまったそうです。なんだかややこしいですね。しかし恐らくややこしさは古の時代から何も変わっていない訳で、分類のマス目を細かくすればするほどややこしく見えますから、もっとマス目を拡げて見るという考え方もあると思います。自然科学の根本理論だって何十年、何百年に一回は根底から覆されることもある訳で、そういったファジーなアプローチもたまにはいいでしょう。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。