出張でアメリカにいます。昨日の晩に日本を発ち、本日(と言ってもこちらの時間では既に昨日ですが)夕刻にニューアーク空港(ニュージャージー州。ニューヨークのすぐ脇です。)に着きました。空港の構内から景色は違います。人の姿も違うし、空港の駐車場に止めてある車のデザインや雰囲気も違います。車で飛行場を出ると、車内でかかっている音楽もやはり日本のタクシーとは違いますし、車窓に映る景色も勿論また違います。気がつくと日は暮れてしまい、ふと窓の外を見上げると月が出ていました。それも度々つぶやきで書いてきた赤い満月が。色も、大きさも、東京で見るのと同じです。当然のことですが表面の模様も一緒です。こんなに周りのもの全てが違うのに、月はやはり同じ月である、しかも見え方も全く一緒であるということに改めて感動しました。見えるものが同じなのにどうしてこんなに違う文化を作ってきたのだろう。いや月ほど遠い物だからこそ、これだけ場所や環境が違っていても同じに見えるのだろう。違う文化の人と対話する時には遠く、高く視点を添えて、昇華した次元で話せるといい。と、そう思いました。